北海道科学大学 研究者紹介・教員紹介
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> 梶谷 崇
(最終更新日 : 2023-10-17 15:35:43)
カジヤ タカシ
Takashi Kajiya
梶谷 崇
所属
北海道科学大学 未来デザイン学部 人間社会学科
職種
教授
基本情報
主な担当授業科目
研究テーマ
エピソード
学歴・学位
職歴
学術・研究活動
研究分野
所属学会
著書・論文歴
学会発表
講師・講演
主な担当授業科目
文化社会学、社会学概論、質的調査法
研究テーマ
【文化と社会】
日本文化、日韓文化交流が主な研究領域です。
具体的な研究対象は、民藝運動の父と呼ばれる柳宗悦の文化思想、実践活動の価値評価に関する研究です。
民藝は100年前に生み出された思想、運動です。地域の伝統文化や、手作りのものを通した人と人とのつながり(コミュニティ)、大量消費社会に対するオルタナティブなライフスタイルなど、今再注目されている思想です。
民藝の思想を通して、現代社会にとっての思想的価値を見出すこととともに、以下に民藝的発想を実社会に応用していくかを検討することが研究テーマです。特に、地方の豊かな歴史や文化と、そこから見いだされるこれからの豊かなライフスタイルについて民藝運動の視点から検討を加えています。
また柳宗悦は植民地期朝鮮の文化を評価し、日韓の友好を説いた平和主義者でもあります。その観点から、日韓文化交流にも関心を持って研究をしています。
エピソード
サッカー日韓W杯が開催された2002年に1年間韓国ソウル大学へ留学し、博士論文の準備をしていました。
帰国するとすぐに韓流ブームが巻き起こり、自分の専門分野以外の方と接する機会も増えました。
大学では以前、学生を引率して韓国の大学を訪問し、ホームステイ体験や学生間交流をしていました。
毎年、いろいろな出会いと珍事件!?があり、当時一緒に旅行をした学生たちとたまに会っては思い出話で盛り上がっています。
最近は地方文化に大きな関心を持っています。
学生とのフィールドワークで地方に訪問することも多いです。
一緒に旅をして、その土地の歴史、文化、人、食、景観に触れながらの学びは、私にとっても学生にとっても楽しい思い出です。
これからも学生たちと一緒に旅をしながら、学んでいきたいですね。
学歴・学位
2007/03/31
(学位取得)
博士 (文学)
2001/03
(学位取得)
修士 (文学)
職歴
2014/04/01 ~
北海道科学大学 未来デザイン学部 人間社会学科 教授
研究分野
文化学, 文化社会学, 日本近代文学 キーワード(文化社会学、文化思想、地域文化、日韓文化交流)
所属学会
2006/04 ~
日本比較文学会
2021/06/01 ~
∟ 北海道支部長
2021/06/01 ~
∟ 理事
1999/04 ~
日本近代文学会
2005/04 ~
有島武郎研究会
全件表示(10件)
著書・論文歴
論文
民藝派による昭和初期における朝鮮民藝調査に関する研究――柳宗悦「全羅紀行」の検討を通して―― 北海道科学大学研究紀要 (51),1-8頁 (単著) 2023/09
論文
地方文化振興の担い手としての地方文化人の役割――吉田正太郎における「余技」と柳宗悦の交流―― 北海道科学大学研究紀要 (51),1-8頁 (単著) 2023/09
論文
柳宗悦「彼の朝鮮行」と柳兼子独唱会 ―朝鮮文化事業における行為遂行的メディア戦略― 北海道科学大学研究紀要 (49),29-36頁 (単著) 2021/09
論文
民藝美の基層ーー柳宗悦の自然概念 有島武郎研究 (24),58-69頁 (単著) 2021/05
論文
柳兼子の北海道における音楽活動ーー東京混声合唱団の分析を通してーー 日本近代文学会北海道支部会報 (24),46-59頁 (単著) 2021/05
全件表示(42件)
学会発表
2022/11/26
柳宗悦再読ー底流する神秘主義 (2022年度日本比較文学会北海道大会)
2020/11
民藝思想の基層としての自然 (有島武郎研究会第68回全国大会)
2019/06
柳宗悦による朝鮮陶磁器踏査と規範学としての民藝 (日本比較文学会第81回全国大会)
2018/10
立原正秋『冬のかたみに』試論ー自伝的小説と作家像の創出について (韓国日本語文学会第51回国際学術大会 2018年10月13日)
2018/07
行為としての音楽会-1920年代朝鮮における西洋音楽受容- (2018年度日本比較文学会北海道大会特別企画 日韓芸術の媒介者たち -近代における文化人の活動を通して- 2018年7月21日 日本比較文学会北海道支部)
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講師・講演
2018/11/12
柳宗悦・民藝思想から考える日韓文化交流〜韓国と日本を結ぶデザイン思想 (韓国大田市)